Rootageで追加された新HSオプションの使い方解説【beatmania IIDX】

先日稼働開始となったbeatmania IIDX 26 Rootageにて、ハイスピードオプションに一部変更が加えられました。

これによりハイスピの合わせ方はどう変わるのか、ソフラン曲の対応方法などまで、ハイスピ計算機を作ったことのある私が詳しく解説します。

前提用語を軽く解説 (流し読み推奨)

BPM : テンポ、曲の速さのこと。BPMの値が大きいほど、ノーツの落下が速くなる。

HS : ハイスピード(オプション)の略。ノーツの落下速度を上げて視認性を上げる。HS×BPMが実際のノーツの落下速度になる。

SUD+, サドプラ : SUDDEN+というオプションの略。レーンの上部にノーツを隠すカバーをつけることにより、HSを上げすぎずに緑数字を下げることができる。

緑数字 : ノーツの表示時間のこと。この値が小さくなるほど、ノーツの体感速度は大きくなる。弐寺中級者以上の人はほとんどこの値を基準にしてHSなどを決めている。

旧HSシステム : ここではbeatmania IIDX 20 tricoro 〜 25 CANNON BALLERS にて採用されているHSオプションを指している。19以前におけるHSシステムについては考慮しない。

旧NHS : NHSはノーマルハイスピードの略。旧HSシステムにて採用されている、HSを1.00〜4.00の間で0.25刻みで変更できるHSオプション。(HS1.00〜2.00は0.50刻み)

FHS : フローティングハイスピードの略。新旧両方のHSシステムで採用されている、HSを0.50〜10.00の間で0.01刻みで細かく調節できる。SUD+またはLIFTをオンにしていると緑数字を変えずにSUD+などの位置を調節できる。

ギアチェン : ギアチェンジの略。曲の途中でHSを変えること。

旧HSシステムの欠点

旧NHSの欠点

  • 曲開始時に毎回HSを合わせ直す必要がある
  • 同じ緑数字でプレイするには、レーンカバーの位置を曲ごとに変える必要がある

FHSの欠点

  • 使い方が複雑で初心者向けではない
  • 緑数字を変更するのが面倒

新NHSの概要

旧NHSに取って代わる形で、新しいハイスピードシステムが導入されました。ノーツの落下速度を10段階で選べます。

また、プレー開始前までであれば、速度のプレビューにて確認することができます。

ここで、新NHSが旧NHSとの最も大きな違いは、「新NHSは曲の開始時BPMを考慮するので、どの曲でもノーツの落下速度が変わらない」という点です。

例えば

新NHSの値を7にすると、HS×BPMの値が約300になるようになっています。BPM200の曲をやると開始時に自動的にHSが約1.5になりますし、BPM150の曲をやると開始時に自動的にHSが約2になります。

つまり、一度設定するとどの曲でも同じ落下速度でプレイできるので、HS再設定の手間を省くことができます。

(曲の途中でBPMが変わると当然落下速度も変わりますが)

旧NHSの分かりやすいインターフェイスを受け継ぎつつ、FHSのようにHS再設定の手間を省けるようになったのが新しいNHSです。

ちなみに新NHSの1〜10の値とノーツの落下速度の関係はこんな感じ。

新NHSの緑数字の調整方法

基本的には旧NHSと変わりません。
オプションはSUDDEN+のみを想定しています。

  1. STARTボタンを押しっぱにする
  2. 皿を回してレーンカバーを見やすい位置に合わせる
  3. 白鍵、黒鍵を押して1~10の値を変え、普段の緑数字に近い値にする
  4. 皿でレーンカバーの位置を変え、合わせたい緑数字ぴったりに合わせる

新NHSでのギアチェン方法

新NHSでは、疑似皿チョンというテクニックを使ってギアチェンできます。(命名 俺)
FHSでの皿チョンに似たテクニックです。

やり方は簡単。

BPM変化後にSTARTを押しながら黒鍵と白鍵を(1つずつ)同時押しすると、
開始時に設定した緑数字に自動的に調整されます。

デメリットはBPM変化後でないとこのテクニックは使えなくて個別の対策が必要になることですが、それはFHSでも一緒ですね。

なぜそうなるかの長々とした説明


新NHSやFHSが基準にするBPMは開始時のBPMではなく、リアルタイムのBPMであり、曲中にHSを変更すると、その時のBPMに合わせてHSが再計算されます。
この仕様を利用し、BPM変化後に新NHSの値を1個上げてから1個下げることにより、HSを再計算させ、 変化前の緑数字を復元するという作業を行っています。
ちなみにFHSでSTARTを押しながら (白黒同時押しの代わりに) スクラッチをわずかに回転させることでHSの再計算を行うのが皿チョンですね。


皿チョンと違って、

  • レーンカバーの位置が全く変わらない
  • 単純に手の移動距離が短い
  • (1P側の人は)左手でSTARTを押しても手が交差しない
  • STARTを押しながら鍵盤を押してもノーツが拾えるので捨てノーツが少ない

などの利点があり、十分使っていけるギアチェン方法です。

新NHSの致命的欠陥

設定できるHS×BPMの値の幅が狭く、BPMの変化幅が大きいFascination MAXX, MAX 300の2曲に対応できません。

この問題は新NHSを使ってる以上どうしようもなく、FHSを使って面倒が対処法をとる必要があります。対処法はちょっと分かりづらいですが、次のツイートで説明してるので良かったらRTお願いします。

正直かなり面倒臭いので、ノーツをいくつか捨ててすべて疑似皿チョンでプレイするのがおすすめです。

FHSはどう変わった?

何も変わりません。
FHSにおける、緑数字の合わせ方や従来の皿チョンなどのテクニックなども今までどおり使えるので、ここでは解説しません。

まとめ

新NHSは既存のNHS, FHSの欠点をうまく解消し、分かりやすく、そして細かく調整もしやすい、良いHSシステムだと思います。(先述の欠陥を除けば)

始めたばかりの初心者さんも、FHSしか使ってない皆伝マンも、ぜひ新NHSを使いこなせるようになっておきましょう。

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